会期:2026年11月27日(金)- 2027年1月7日(木)
会場:UNGAPLUS 2F 参の倉 NAKASHI/四の倉 白帆堂
新しい一年の始まりを、暮らしに寄り添う美しいものとともに。
昨年もご好評いただいた「歳の市」。今回は、奈井江町で古道具店を営む『交点』の設えに、北海道を拠点に活動する『ARAMAKI』を迎え、さらに札幌の古道具店「flou」の店主・オオニシアツミ氏によるグラフィックや絵画作品を展開いたします。1年の締めくくりにふさわしい、特別な空間をお届けいたします。
参の倉では、ARAMAKIによるクラフト作品をご紹介。年末年始の風物詩として親しまれてきた新巻鮭。その輸送に使われてきた「鮭箱」に宿る意匠や歴史に着目し、新たな価値を生み出したクラフト作品をご紹介いたします。神棚をはじめ、木箱を用いた暮らしの道具、手ぬぐいや軍手、2027年のカレンダーなどを販売いたします。
四の倉では、交点が選ぶ古物の縁起物や、艶やかな漆器、赤絵など、日本の伝統的な意匠が凝らされた美しい器が並びます。時を経て受け継がれてきた古物とともに、新年を彩る美しい設えをご提案いたします。
さらに、壁面には、札幌の古道具店「flou」の店主・オオニシアツミ氏によるグラフィック・絵画作品を展示いたします。『交点』の古物をモチーフに、古い紙の風合いを生かした温もりある表現で描き出された作品たち。色褪せや摩耗といった「時間の重なり」を丁寧に映した表現が、歴史ある旧小樽倉庫の空間に静かな風景を紡ぎます。
受け継がれてきた文化や手仕事、そして新たな表現が響き合うUNGAPLUSの歳の市。新しい一年の始まりを彩る、お気に入りの一品との出会いをどうぞお楽しみください。
-ARAMAKI-
役目を終えた「鮭箱」を活用するクリエイティブチーム。Uターンした宮大工が、北海道でありふれた存在であった鮭箱の可能性を見出したことから活動が始まった。宮大工に伝わる「木材を大事にする」「使い切る」「適材適所」という教えに基づき、鮭箱という素材の価値を見直し、鮭を入れるだけに留まらない新たな「適所」を探求し続けている。メンバーは宮大工、デザイナー、家具職人、カメラマン、料理人などのクリエイターから、鮭漁師や鮭の研究者に至るまで多岐にわたる。鮭と人の関わり、生態系、新巻鮭を取り巻く食文化そのものをものづくりに反映させ、日々の暮らしの中から新しい豊かさを育てることを目指している。
-オオニシアツミ‐
1965年生まれ、札幌市在住。セツ・モードセミナー卒業。古道具店「flou」の店主を務める。長年にわたり蒐集してきた古い職人道具や食器、缶、玩具など、日常に寄り添ってきたブロカント(古道具)をモチーフに、色褪せや摩耗に滲む時間の重なりを古い紙の上に描く画家として活動している。近年の主な展示として、2025年に開催された個展「古道具の時間」(ギャラリーおじいちゃんといぬ)をはじめ、「brocante brocante brocante」(PLUS ART EXHIBITION vol.26)、「温もりのbrocante」(グランビスタギャラリー)など、多数の展覧会を行っている。
‐交点‐
北海道空知郡奈井江町に本店を構える古道具店。江戸時代から昭和初期にかけて、現代では貴重となった上質な木材を贅沢に使い、職人の手によって作られた一点物の家具を中心に、店舗什器や照明器具などを取り扱っている。古道具とともに呼び起こされる地域の歴史や風土に想いを寄せ、現代、そして未来の暮らしへと引き継ぎたい文化や意匠を蒐集している。
