【ARAMAKI】身欠き鰊コースター
1,650円(税込)
北国の伝統的な食文化であり、お歳暮の定番でもある新巻鮭。役目を終えた新巻鮭の木箱に可能性を見出し、新たな視点でものづくりを提案する「ARAMAKI」による『身欠き鰊コースター』です。
日本海を巡り、物資と文化を運んだ北前船。当時、鰊は、綿花や藍の畑に使う肥料として、また、貴重なタンパク源として運ばれていました。腹部の身を欠き、乾燥させ、「木箱」で運ばれていた「身欠き鰊」。その歴史を今に受け継ぎ、身欠き鰊の木箱になる前の印刷された板をカットし、表と裏を互い違いに貼り合わせることで独特のフォントで書かれた産地、屋号、重さなどが切り取られリズムが生まれます。
数種類の木箱の板をランダムに組み合わせているためひとつとして同じ柄のものはない唯一無二のコースター。ガラス塗装で仕上げているため、撥水性を持ちながら、木箱のインクのにじみやカスレ具合の表情をお楽しみいただけます。
身欠き鰊を運んだ木箱がカタチを変えて、鰊漁で栄えた小樽の物語をお届けいたします。
サイズ
縦84 x 横84mm × 厚み8mm
素材
北海道産マツ材
*仕上げ ガラス塗装(食品衛生法適合)
*材料協力:有限会社 三和製箱
注意事項
数種類の木箱の板をランダムに組み合わせているため、掲載商品の柄とは異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
木工品のお取り扱いについて
素材は、北海道産のマツの無垢材を使用しています。天然素材のため、環境に合わせて呼吸するように伸び縮みする特性があります。過度な乾燥や湿気は、ソリやワレの原因となることもあるのでご注意ください。濡れたものに直接触れるとシミになる場合があるので、速やかに拭き取ってください。直射日光の当たる場所はできるだけ避けてください。
時間が経つと文字が薄くなったり、木部の色が変わったりしてきますが、一点ごとの木目や色合いの違いとともに、変化を楽しんでいただければ幸いです。木部のお手入れは、乾拭きか固く絞ったふきんで磨いてください。
ARAMAKI
ARAMAKIは、Uターンした宮大工が、北海道ではありふれた存在だった鮭箱の可能性を見出したことからはじまりました。 宮大工には、「木材を大事にする」「使い切る」「適材適所」という教えがあります。この鮭箱という素材の価値を見直し、活用することで鮭を入れるだけではない「適所」を探し続けています。
また、木箱メーカーや製材所、水産加工会社、鮭漁師を訪ね、木製の箱が発泡スチロールに取って代わられていく状況や、鮭の漁獲高の減少など、漁業や林業、流通業の現状を知りました。そこで、製造ラインを見直し、製造会社と一緒に 製品を開発したり、第一次産業のこれからについて考える場づくりを行っています。
新巻からARAMAKIへ。新巻鮭を取り巻く食文化そのものをものづくりに反映し、作品だけではなく、生活用品や家具など、日々の暮らしのなかから新しい豊かさを育てることを目指しています。