【終了】 小樽運河竣工100年記念企画 小樽運河 絵画と100年の歩み 「小樽運河保存運動の先駆者・藤森茂男が描いた原画展示」
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2023年12月8日(金)〜12月10日(日)
11:00〜17:40
商業デザイナーであり、昭和48年に発足した〈小樽運河を守る会〉初代事務局長を務めた藤森茂男(1936〜1987)は生前、小樽運河を題材におよそ150点もの絵画を描きました。小樽運河が今年、竣工100周年を迎えるのにあわせたこの展覧会では、藤森の代表的な作品の原画を展示するほか、地域のタウン誌〈月刊おたる〉のこれまでの記事のなかから小樽運河の歴史をたどります。
作品紹介『赤い運河』
1955年以降、小樽運河の役割は目に見えて萎んでいき荒廃が進んだ。新たな自動車道路を建設する構想が浮上して、1971年に有幌地区にあった石造倉庫群の取り壊しが始まった。1973年、有志によって〈小樽運河を守る会〉が結成。論争は10年にわたり市民を二分した。1983年11月12日、長年にわたる保存運動の甲斐なく、運河埋立てに向けて水面への杭打ち作業が始まった。藤森がその日一日で描き上げた絵は、運河の風景の全面が赤い色で塗り重ねられた。保存運動の終焉を象徴する存在として知られる藤森の代表作。
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