小樽笑百景 vol.5

小樽散歩で見つけた「なにコレ?」

とある晴れた日の夕刻どき、北運河で彼を見つけた瞬間、思わず「なんだちみは?!」と小さな叫び声を上げてしまいました。

天に向かって伸びる四角錐の大きな屋根が、雪止めか何かでブロック状に見切られ、見ようによっては段状のフォルムを醸し出していました。

それはまさにエジプト・サッカラにある階段状になった原始ピラミッドを想起させ、かの地でそれを初めて見たときと同じ興奮が蘇りました笑。

三方が他の建物に囲まれていたので、当初は全体のカタチを把握出来ず、彼の周りを小走りで見回ったところ、一方に空き地を見つけ、そこから見た景観で、さらに新たな大珍発見がありました。

再び「なんだちみは?」です。

四角錐の屋根の一面だけ、髪型で例えるなら「七三分け」…いや「一九分け」のようにアヤがついていたのです。

何故こんなアヤがついているのか。このアヤに隠された秘密は何か。

七三ではダメだったのか…などなど。

このアヤだけでも珍建築の資格は十分にあると思います。

ましてや彼はピラミッドです。

ピラミッドの建造と併せて、この髪型を作るのは当時の技術で相当苦労されたと思います。

またひとつピラミッドの謎が増えてしまいました笑。



通称:ピラミッドイチキュウ





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