【ARAMAKI】 ティッシュケース

北国の伝統的な食文化であり、お歳暮の定番でもある新巻鮭。
役目を終えた新巻鮭の木箱に可能性を見出し、新たな視点でものづくりを提案する「ARAMAKI」による木箱のティッスケース。贈答品用の「いくら」の箱がティッシュケースに生まれ変わったユニークな一品です。



こちらは、木箱会社『吉岡製函』との出会いから生まれました。贈答品用のいくらの木箱は、2kgが主流でしたが、近年では、価格の高騰により1kgや500gの箱が主流になっています。そこで、工場の片隅に積まれていた2kgの木箱を持ち帰り、新たな役目を見いだしました。



蓋は、実際に梱包する際に使うベニア板を使用し、スリットを入れて加工しています。細かな改良を重ねて、いまでは蓋はARAMAKIで製作し、箱は『有限会社岩村製函』によって作られています。
 


インクのにじみやカスレ具合が表情を作り、存在感のあるティッシュケース。日々の暮らしに微笑ましい景色が生まれる暮らしの道具です。






size

約26.5cm×15.5cm×7.5cm

素材

北海道産マツ材・シナベニア(無塗装)




ARAMAKI

ARAMAKIは、Uターンした宮大工が、北海道ではありふれた存在だった鮭箱の可能性を見出したことからはじまりました。

宮大工には、「木材を大事にする」「使い切る」「適材適所」という教えがあります。この鮭箱という素材の価値を見直し、活用することで、鮭を入れるだけではない「適所」を探し続けています。

活動を続けるなかで、釧路の木箱メーカーや製材所、水産加工会社を訪ね、木製の箱が発泡スチロールに取って代わられていく状況や、鮭の漁獲高の減少など、漁業や林業、流通業の現状を知りました。そこで、製造ラインを見直し、製造会社と一緒に製品を開発したり、第一次産業のこれからについて考える場づくりを行っています。

新巻からARAMAKIへ。新巻鮭を取り巻く食文化そのものをものづくりに反映し、日々の暮らしのなかから新しい豊かさを育てることを目指しています。

【ARAMAKI HPより】


木工品のお取り扱いについて

素材は、北海道産のマツの無垢材を使用しています。天然素材のため、環境に合わせて呼吸するように伸び縮みする特性があります。過度な乾燥や湿気は、ソリやワレの原因となることもあるのでご注意ください。濡れたものに直接触れるとシミになる場合があるので、速やかに拭き取ってください。直射日光の当たる場所はできるだけ避けてください。
時間が経つと文字が薄くなったり、木部の色が変わったりしてきますが、一点ごとの木目や色合いの違いとともに、変化を楽しんでいただければ幸いです。木部のお手入れは、乾拭きか固く絞ったふきんで磨いてください。

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