鰊盛業物語/グラス&コースター

4,460円(税込)

グラスカラー
  • clear
  • sea blue
  • rétro green
  • navy blue
グラスカラー
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ARAMAKI×浅原硝子製造所×小樽百貨UNGA↑

北前船とともに鰊で繁栄した小樽の物語をお届けするUNGA↑オリジナルの『鰊盛業物語/グラス&コースター』です。漁業用「浮き玉」を開発した“浅原硝子製造所”とつくる「浮き玉グラス」と併せ、時代とともに消えつつある「木箱」に着目し、新たな価値を生み出す“ARAMAKI”が制作した「身欠き鰊コースター」をセットにしてお届けいたします。



日本海を巡り、物資と文化を運んだ北前船。当時、鰊は、綿花や藍の畑に使う肥料として、また、貴重なタンパク源として運ばれていました。腹部の身を欠き、乾燥させ、「木箱」で運ばれていた「身欠き鰊」。その歴史を今に受け継ぎ、身欠き鰊の木箱になる前の印刷された板をカットし、表と裏を互い違いに貼り合わせることで独特のフォントで書かれた産地、屋号、重さなどが切り取られリズムが生まれます。



数種類の木箱の板をランダムに組み合わせているためひとつとして同じ柄のものはない唯一無二のコースター。ガラス塗装で仕上げているため、撥水性を持ちながら、木箱のインクのにじみやカスレ具合の表情をお楽しみいただけます。



UNGA↑オリジナルのグラスは、国内で唯一となった「浮玉製造」の技術を伝えるべく小樽天神にて製作を続けている浅原硝子製造所が製作。4種類のカラーからお選びいただけます。


*写真左からclear、sea blue、rétro green、navy blue

【clear】
リサイクル原料そのものの色で昔風の生活雑器を思わせる温もりあるグラス。
【sea blue】
自然をこよなく愛する浅原さんのライフスタイルを思わせる爽やかなブルーのグラス。
【rétro green】
酒類の瓶の再生ガラスを使って作られていた頃の浮き玉をイメージしたレトロな雰囲気のグラス。
【navy blue】
職人が一つ一つ作る手作りの吹きガラスならではの温かみを残した、夜の海を思わせる深いブルーのグラス。

こちらのUNGA↑オリジナルボックスに入れてお届けいたします。



北前船が繋ぐ街の記憶に思いを馳せ、現代の視点で作られたグラス&コースター。グラスを傾けながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。




サイズ

- 身欠き鰊コースター:縦84 x 横84mm × 厚み8mm
- 浮き玉グラス:径約8.5cm × 高さ約9cm

素材

- 身欠き鰊コースター:トドマツ 仕上げ ガラス塗装(食品衛生法適合)
*材料協力:有限会社 三和製箱
- 浮き玉グラス:ガラス

注意事項

「身欠き鰊コースター」は、数種類の木箱の板をランダムに組み合わせているため、掲載商品の柄とは異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。




ARAMAKI


ARAMAKIは、Uターンした宮大工が、北海道ではありふれた存在だった鮭箱の可能性を見出したことからはじまりました。 宮大工には、「木材を大事にする」「使い切る」「適材適所」という教えがあります。この鮭箱という素材の価値を見直し、活用することで鮭を入れるだけではない「適所」を探し続けています。

また、木箱メーカーや製材所、水産加工会社、鮭漁師を訪ね、木製の箱が発泡スチロールに取って代わられていく状況や、鮭の漁獲高の減少など、漁業や林業、流通業の現状を知りました。そこで、製造ラインを見直し、製造会社と一緒に 製品を開発したり、第一次産業のこれからについて考える場づくりを行っています。

新巻からARAMAKIへ。新巻鮭を取り巻く食文化そのものをものづくりに反映し、作品だけではなく、生活用品や家具など、日々の暮らしのなかから新しい豊かさを育てることを目指しています。

浅原硝子製造所のあゆみ

明治30年頃、小樽は灯具や保存容器として大量のガラス製品の需要があり、ガラス工場が多く在りました。その一つが浅原硝子製造所です。

明治36年 初代、浅原久吉が小樽市富岡町に硝子製造所を創業し、ランプや投薬瓶などガラス製の生活雑器の製造をしていたところ、当時の水産試験場から製造依頼があり、明治43年、ガラスでの漁業用浮玉の製造技法を考案。ニシン漁や北洋漁業に大きく貢献しました。小樽の水産業を発展させたのも、吹きガラスを小樽に根付かせたのも、この「浮き玉」なしには語れません。

浅原久吉は製法を親戚たちに伝授し、道内各地に浅原硝子の工場(小樽・根室・旭川・樺太)を広げていきましたが、プラスチック製浮玉の台頭とともに、徐々に経営規模は縮小となりました。現在は、浅原宰一郎氏が4代目として家業を継承し、国内で唯一となった「浮玉製造」の技術を伝えるべく小樽天神にて製作を続けています。




読んで、味わう。

小樽市総合博物館の石川館長にお話をいただく不定期連載コラム「まじめおたる」。小樽の深い歴史を、ぜひ味わって下さい。

小樽市総合博物館 石川館長の「まじめおたる」
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