北海道民は「サザエ」と聞くと「おはぎ」を思い浮かべる
小樽港海の幸お届け便り vol.99
サザエは、巻き貝の中でもっとも水揚げの多いもののひとつで、古くから塩漬けや寿司ネタなどになり、漫画の主人公になっているぐらい日本人には馴染みの深い巻き貝の代表格です。サザエの壺焼きなどでもよく知られています。トゲのある殻が特徴的ですが、種類によってトゲのないものもあります。
サザエという名前の由来はハッキリしていません。「小家=ささえ」という説や、「小さな枝をたくさん付けた貝=ささえ」という意味ではないか等の諸説があります。漢字の「栄螺」は当て字で、他にも「拳螺」という字も当てられます。古くから岩礁にいる、当たり前の貝なので語源は正確には残っていないのが実状です。
水深30m程度までの岩礁域に生息し、主にワカメ、テングサ、トサカノリなど海藻海藻を食べています。あまり寒暖な海は好まず、日本近海での生息域は、太平洋側では外房辺りまで、日本海側では秋田県辺りまで分布していると言われています。基本的に北海道と沖縄、小笠原諸島にサザエはいません。サザエのいない北海道では「おはぎメーカーのサザエ食品という会社」がとても有名なので、北海道民は「サザエ」と聞くと「貝」のことではなく、「おはぎ」のことを思い浮かべるようです。
なぜか日本海側のサザエはあまり大きくならず、成長しても殻長10センチほど、太平洋側のものは非常に大きくなり、殻長20センチを超えるものがあり、寿命は7〜8年と言われています。サザエは通年安定して水揚げされ市場に並びますが、初夏から夏が産卵期になり、産卵前が最も栄養を蓄えていることからか、一般的には春から初夏にかけてが最も身が充実して美味しい旬となります。夏の定番、海水浴場のつぼ焼きは、本来は「夏のサザエは口ばかり」という格言があるくらいに痩せて美味しくはないのですが、風物詩としての雰囲気でついつい食べてしまいます。
身がコリコリして硬く、ワタが苦いのが特徴ですが、つぼ焼きがもっとも一般的な食べ方です。刺し身や寿司ネタとしても人気があり、煮てもかき揚げでも美味しいです。炊き込みご飯やサザエカレーなどにも調理されます。また石川県輪島では塩漬けの「サザエべし」、山形県飛島では「サザエの塩辛」が隠れた名品になっています。
かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。
サザエは、巻き貝の中でもっとも水揚げの多いもののひとつで、古くから塩漬けや寿司ネタなどになり、漫画の主人公になっているぐらい日本人には馴染みの深い巻き貝の代表格です。サザエの壺焼きなどでもよく知られています。トゲのある殻が特徴的ですが、種類によってトゲのないものもあります。
サザエという名前の由来はハッキリしていません。「小家=ささえ」という説や、「小さな枝をたくさん付けた貝=ささえ」という意味ではないか等の諸説があります。漢字の「栄螺」は当て字で、他にも「拳螺」という字も当てられます。古くから岩礁にいる、当たり前の貝なので語源は正確には残っていないのが実状です。
水深30m程度までの岩礁域に生息し、主にワカメ、テングサ、トサカノリなど海藻海藻を食べています。あまり寒暖な海は好まず、日本近海での生息域は、太平洋側では外房辺りまで、日本海側では秋田県辺りまで分布していると言われています。基本的に北海道と沖縄、小笠原諸島にサザエはいません。サザエのいない北海道では「おはぎメーカーのサザエ食品という会社」がとても有名なので、北海道民は「サザエ」と聞くと「貝」のことではなく、「おはぎ」のことを思い浮かべるようです。
なぜか日本海側のサザエはあまり大きくならず、成長しても殻長10センチほど、太平洋側のものは非常に大きくなり、殻長20センチを超えるものがあり、寿命は7〜8年と言われています。サザエは通年安定して水揚げされ市場に並びますが、初夏から夏が産卵期になり、産卵前が最も栄養を蓄えていることからか、一般的には春から初夏にかけてが最も身が充実して美味しい旬となります。夏の定番、海水浴場のつぼ焼きは、本来は「夏のサザエは口ばかり」という格言があるくらいに痩せて美味しくはないのですが、風物詩としての雰囲気でついつい食べてしまいます。
身がコリコリして硬く、ワタが苦いのが特徴ですが、つぼ焼きがもっとも一般的な食べ方です。刺し身や寿司ネタとしても人気があり、煮てもかき揚げでも美味しいです。炊き込みご飯やサザエカレーなどにも調理されます。また石川県輪島では塩漬けの「サザエべし」、山形県飛島では「サザエの塩辛」が隠れた名品になっています。
海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」
かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。