小樽物語
OTARU “THE” STORY vol.10
消防犬 ぶん公

消防犬 ぶん公




消防犬 ぶん公



昭和初期、ラジオや雑誌で全国に伝えられ、新聞紙面を度々賑せた「消防犬ぶん公」。

小樽の街 が度重なる大火からの教訓を受け、消防の整備が進められるようになった頃、仔犬のぶん公(大正 3年頃-昭和13年/ 雑種のオス犬)は、火事の焼け跡で鳴いていたところを消防組に救われ、飼われるようになりました。いつの間にか、火事が発生すると、消防隊員と共に出動し、現場では野次馬を追い払い、ホースのもつれを直したりと大活躍するようになり、出動の際には、真っ先にシボレー製消防車のサイドステップに乗って出動を待ち受け、全速力で走る消防車から、1度も転落しなかったとも伝わっています。

出動回数は実に1000回にも及んだといわれ、多くの市民に愛されながらその生涯を終えました。2006年、その功績を称えて旧小樽倉庫前に銅像が建立。小樽市総合博物館運河館には、剥製のぶん公に会うことができます。身欠ニシンやキャラメルが大好物 だったという「ぶん公」は絵本の題材にもなり、今も市民や観光客から愛されています。


消防犬ぶん公


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消防犬 ぶん公おかき



消防犬 ぶん公おかき「ぶん公おかき」の外袋に描かれているカラフルな消化栓。この赤・青・黄色の意味をご存知ですか。

小樽は海と山に囲まれ、市街地に山が迫り、坂も多く、住宅地の高低差が激しい街。このような地理条件から、水道局が安定した水を供給するため、配水池を36ヶ所設置し、配管系統は42にも及びます。そして、そこから延びる配水管に消火栓が接続されています。

昭和49年、小樽 市内での大火災発生時、同じ配水系統の消火栓から何台もの消防車が水を吸い上げたため、水が出にくくなり、思うように消化活動ができないという事がありました。小樽ではこの経験から、 大量の水を使う消化作業で、安定した水量を確保するため、全国的にも珍しく、配管系統別に消化栓を色分けしているのです。

UNGAPLUSは、消防にまつわる小樽の物語を「消防犬ぶん公おかき」を通してお届けします。


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