性別や地方によって呼名が変わるズワイガニ

小樽港海の幸お届け便り vol.30

北陸や関西などの日本海では、冬のグルメとして有名なズワイガニ。本州で獲れるズワイガニは、「本ズワイガニ」という種類です。ズワイガニ2大産地といわれるのが兵庫県と鳥取県で、国内全体の漁獲量の半分近くを占めています。

北海道でズワイガニと言ったら「紅ズワイガニ」のことを指し、ここ小樽でも水揚げがあります。旬は4〜6月です。

ズワイガニは刺身、焼き物、鍋物、蒸し物など、色々な調理法で楽しまれています。名前の由来は、木の枝のような長い脚を持つ姿からつけられたと言われています。細くまっすぐな枝を表す 「楚(すわえ)」という言葉がだんだんと変化して 「ズワイ」になったという説が有力です。

ズワイガニは呼名がオスとメスで違い、水揚げされる地方によっても違います。有名な「松葉ガニ(京都・兵庫・鳥取)」「越前ガニ(福井)」「間人ガニ(京都府京丹後市丹後町)」などはオスのズワイガニです。
「親ガニ(鳥取)」「こっぺガニ(京都)」「香箱ガニ(石川)」などはメスの呼名で、ともにブランド化されています。

ズワイガニは繊細な肉質で甘みや旨味が強いことが特徴です。味がしっかりとしてやわらかな食感が楽しめるため、お刺身やカニしゃぶがお薦めです。

本ズワイガニに比べて水分が多いといわれる紅ズワイガニですが、北海道の新鮮な紅ズワイガニは、身が甘くてジューシー。その瑞々しさを活かしたお刺身が絶品です。優しい甘みを持つ身は、刺身でもくどくなくあっさりと食べることができます。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


小樽港 海の幸お届け便
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