北海道で水揚げされるイカは2種類

小樽港海の幸お届け便り vol.28

イカは種類が多く世界で約450種類いて、食用とされているものは約30種類です。日本近海には数10種類がいて、水揚げ量の約7割はスルメイカです。北海道では主にスルメイカとヤリイカが水揚げされています。初夏から晩秋にかけて、全道各地の沖合に見られる漁火は、その多くがいか釣り漁船の明かりです。

スルメイカは日本海を成長しながら北上する1年魚で、餌を探して来遊し、6〜9月に道南の函館近海で最盛期をむかえます。その後、晩秋の10〜11月に道東や羅臼あたりでも漁獲されます。ヤリイカは道南を中心に1月〜5月に水揚げされ、春イカとして珍重されています。

ちなみによく耳にする「真イカ(マイカ)」というのは俗称で、分類上の正式な名称ではありません。スルメイカやヤリイカの大型のものが真イカの市場名で店頭にならぶことがあります。

お刺身、天ぷら、フライ、丸焼き、塩辛、イカ墨パスタ、ゲソのから揚げなど、余すことなく幅広く調理され、特に新鮮で身が透明な状態を、お刺身で食べると食感がよく最高に美味です。

イカは漢字で「烏賊(カラスの賊)」と書きます。海面に浮いているイカを死んだものと思い、食べようと海面に下りてきたカラスが、イカを捕まえようとした瞬間、イカはその足でカラスに絡みついて海中へ引き摺り込み、逆にカラスを食べてしまう、ということから中国では烏賊と書くのが日本にも伝わったそうです。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


小樽港 海の幸お届け便
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