エンガワが美味しい白身魚の高級魚ヒラメ

小樽港海の幸お届け便り vol.48

ヒラメ科の魚は世界で80種類ほどが確認されています。体の左側に目があるのがヒラメで、右側に目のあるカレイとは区別されています。、俗に「左ヒラメに右カレイ」といいますが、中には左側に目をもつカレイも存在するので厄介です。

沖縄県を除く日本各地の沿岸部、とくに砂泥地を好み、水深は20〜200m前後の範囲に生息しています。生まれてからの成長スピードは非常に早く、1年で体長約20〜30cm、3年で40〜50cm、5年で60〜70cmになり、中には1mほどになるものもいます。

カレイと比べて口が大きく、歯も1つ1つが大きく鋭いという点もカレイと区別する際のポイントです。成魚になると魚類、イカ類、甲殻類などを好むようになり、日中は砂地の海底なら砂を被り、岩礁の海底なら岩の表面に張りつくように体表を変化させてカモフラージュし、目の前を通過しようとする獲物を襲って食するようです。

ヒラメは白身の高級魚として有名ですが、上品な甘みがあってクセが無く、程よい白身独特の脂が乗っているのが特徴です。特に、「エンガワ」と呼ばれる、ヒレのつけ根の部分は高級部位とされ、脂や甘み、歯ごたえともに一級品だとされています。

漢字で「平目」と表記されますが、語源は、平たい体に眼がふたつ並んでいるから「平目」や、ヒラメの「メ」は「ヤマメ」や「アイナメ」などと同じく、「魚」を意味する「メ」で「平らなメ(魚)」からきているなど諸説があるようです。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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