北海道のエビは3種類ともに性転換する?

小樽港海の幸お届け便り vol.50

世界に生息しているエビは、全部で約300種類ほどいると言われています。クルマエビなどのようによく泳ぐエビと、イセエビのように海底を歩くエビの2種類がいます。漢字で「海老」と書きますが、これは腰の曲がった老人のように見えることから来ています。

北海道で獲れるエビは大きく3種類います。一般的に甘エビや南蛮エビと言われている「ホッコクアカエビ」は、最も身近な海水エビの一つです。甘みが強いことから甘エビと呼ばれるようになりました。大きさは大体10センチ程になり、旬は寒い季節です。北海道では、日本海、噴火湾、道東太平洋、オホーツク海に分布しています。刺身以外に、天ぷらや鍋ものなどに利用されます。

次にボタンエビですが、一般的にボタンエビとして扱われているエビのほとんどは「トヤマエビ」です。ボタンエビの本種は、太平洋側の宮城県沖以南にだけ分布している希少種です。富山や北海道で獲れるボタンエビ(正式名称:トヤマエビ)は、北海道沖に広く分布し、水深100~400mの所に生息しています。サイズは10~15㎝程度で、旬は春と秋です。刺身や寿司だねとして生で食べられることが多いですが、天ぷらや塩焼きにしても美味しく食べられます。

最後は「ホッカイエビ」です。加熱すると綺麗な紅白の縞模様となるため、一般的に「ホッカイシマエビ」と呼ばれています。北海道東部に多く生息していて、野付湾では明治以来行われてきた、風力で網を引く打瀬網漁が行われ、夏の風物詩となっています。体長は8~13cmほどで、刺身よりも塩茹でするほうが旨味が引き出され、初夏から夏の漁期に茹でたてを食べるのが一番美味しいと言われています。

ちなみに上記3種類のエビは、性転換することが知られています。生まれた当初は全てオスでもメスでもない状態で生まれ、まずはオスとして成長を始めます。その後、間性というオスとメスの中間の状態になり、そしてメスへと変化します。メスに転換したエビは、その後オスに戻ることは無く、何度か産卵を繰り返すのだそうです。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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