小樽の隠れ家と呼べるような「忍路」の風情

小樽港海の幸お届け便り vol.61

忍路は『おしょろ』と読みます。小樽市西部、江戸時代の『ヲショロ場所』を起源とするエリアで、日本海に突き出した忍路半島とその基部に位置します。現在も小樽市街や小樽市東部の住宅街とは異なったのどかな漁村の風貌を見せています。非常に美しい海があり岬に囲まれた立地で、別荘や法人の保養所などが点在し、「小樽の隠れ家」と呼べるような風情です。1958年小樽市に編入されました。

地名はアイヌ語のウショロ「湾、入江」の意に由来します。忍路の漁港は、江戸時代後期からニシン漁によって繁栄してきましたが、現在は主に近海のカレイ・ホッケ・タラ漁などが営まれています。

忍路半島は非常に入り組んだ形をしていて、カブト岬とポロマイ岬の2つに囲まれた忍路湾は、昔から避難港として知られていました。近代以前の船は、とても小さかったので、波の少ない港をいかに用意するか、という事が大切でした。後に小樽港も波の少ない『天然の良港』と呼ばれるようになりましたが、江戸時代にはもっと小規模な入り江の方が漁業には都合が良かった為、忍路湾は格好の立地でした。

現在、忍路の海岸線は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されています。また山側のフルーツ街道沿いは、ブドウやリンゴなどが栽培されていて、余市町・仁木町と合わせて北海道の主要な産地となっています。




海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


小樽港 海の幸お届け便
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