北海道の鯛と称されるクロソイ

小樽港海の幸お届け便り vol.73

クロソイはカサゴ目フサカサゴ科メバル属の海水魚で、体には不定形の黒いマダラ模様が入っていますが、地域によって体色が大きく変化します。鯛が水揚げされない北海道では「北海道の鯛」とも称される高級な魚です。ソイ類の中でも特に美味とされ、割烹料亭などでも取り扱われていますが、時期になると一般の鮮魚店でも見かける事ができます。

クロソイは北海道や三陸といった地域での漁獲が多く、北の魚というイメージもありますが、実際は千島列島辺りから、南の日本海沿岸及び高知県辺りまでの太平洋沿岸、それに瀬戸内海、東シナ海にいたる広い海域に分布しています。

定置網や刺し網などで漁獲されますが、この魚だけを目的とした漁は無く、色々な魚と共に混獲されています。岩手県などでは種苗の放流も行われているようです。量的な差異はありますが、一年を通して市場には出回っています。

クロソイの旬は晩秋から冬にかけてです。白身魚で刺身はコリコリとした食感。脂のりが良く噛めば噛むほど甘みが広がります。お刺身や煮付け、味噌汁、アラ汁、鍋物など、色々な料理で賞味されています。




海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


小樽港 海の幸お届け便
このページの先頭へ