野付湾の夏の風物詩「北海シマエビ漁」
小樽港海の幸お届け便り vol.92
北海シマエビは、正式名称を「ホッカイエビ」といい、綺麗な海にしか生息しないといわれる大変希少なエビです。緑褐色の体に白い縞模様が三本程入っているのが特徴で、単にシマエビとも呼ばれています。また、ゆでると綺麗な赤色に変わることから「海のルビー」とも言われ、一度食べると病みつきになる濃厚さが評判です。
国内では、北海道東部のサロマ湖、能取湖、野付湾といった一部のエリアにしか生息しない貴重なエビで、日本近海では、オホーツク海からロシア沿岸にかけての海域にも生息しています。最近は国内産以外に、ロシア産の北海シマエビも通信販売などで出回っているようです。
北海道各地で資源保護のために、漁業規制が設けられています。漁場によって時期は異なりますが、野付湾の別海町では夏と秋の2回だけ。6月初旬〜7月頃までと、10月中旬〜11月中旬までの間で限定的に解禁されます。漁獲開始時期や漁ができる期間、漁獲量はシーズン直前の資源調査によって決まるため、毎年同じ日程での解禁とはなりません。その年によって価格も変動します。
水深が浅い野付湾では、エビの住処である甘藻(アマモ)を傷つけないようにエンジンを使わず、帆を立てて風力で進む打瀬舟漁です。明治時代から続く伝統漁法で、三角帆に風を受けて、ゆらりゆらりと漂うように漁を行う打瀬舟の情景は、野付湾の夏の風物詩として有名です。
一方のサロマ湖や能取湖周辺では、網状のかごを海底に沈めてエビを獲る「かご漁業」が一般的となっています。いずれの地域でも小さ過ぎる北海シマエビまで獲らないように細心の注意を払いながら、資源保護に努めています。
かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。
北海シマエビは、正式名称を「ホッカイエビ」といい、綺麗な海にしか生息しないといわれる大変希少なエビです。緑褐色の体に白い縞模様が三本程入っているのが特徴で、単にシマエビとも呼ばれています。また、ゆでると綺麗な赤色に変わることから「海のルビー」とも言われ、一度食べると病みつきになる濃厚さが評判です。
国内では、北海道東部のサロマ湖、能取湖、野付湾といった一部のエリアにしか生息しない貴重なエビで、日本近海では、オホーツク海からロシア沿岸にかけての海域にも生息しています。最近は国内産以外に、ロシア産の北海シマエビも通信販売などで出回っているようです。
北海道各地で資源保護のために、漁業規制が設けられています。漁場によって時期は異なりますが、野付湾の別海町では夏と秋の2回だけ。6月初旬〜7月頃までと、10月中旬〜11月中旬までの間で限定的に解禁されます。漁獲開始時期や漁ができる期間、漁獲量はシーズン直前の資源調査によって決まるため、毎年同じ日程での解禁とはなりません。その年によって価格も変動します。
水深が浅い野付湾では、エビの住処である甘藻(アマモ)を傷つけないようにエンジンを使わず、帆を立てて風力で進む打瀬舟漁です。明治時代から続く伝統漁法で、三角帆に風を受けて、ゆらりゆらりと漂うように漁を行う打瀬舟の情景は、野付湾の夏の風物詩として有名です。
一方のサロマ湖や能取湖周辺では、網状のかごを海底に沈めてエビを獲る「かご漁業」が一般的となっています。いずれの地域でも小さ過ぎる北海シマエビまで獲らないように細心の注意を払いながら、資源保護に努めています。
海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」
かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。