鯛の代名詞「真鯛」は日本で最も愛されてきた魚

小樽港海の幸お届け便り vol.95

「花は桜、魚は鯛」と言われ、鯛は古来から日本で最も愛されてきた魚と言っても過言ではありません。日本では「〇〇鯛」と名のつく魚が非常に多く、約200種類いると言われていますが、本来の魚類学上でタイ科に属するのはマダイを含むマダイ属の他、クロダイ属やチダイ属、ヘダイ属、キダイ属などほんの一部で、その他のものは、外見が似ていたり、色合いが似ていたりで鯛の名が付けられたようです。

そんな数多くいる鯛の中でも、真鯛は代名詞的な「鯛の中の鯛」であり、一般的に「鯛」といえば狭義にはこの魚のことを指します。姿・色・味わいの三拍子が揃い、また外形が優美であり、名前の音が「めでたい」「あやかりたい」にも通じることから、縁起の良い魚として古くから尊ばれてきました。

真鯛は北海道から九州にかけての日本海、太平洋、それに瀬戸内海をはじめ、広くは東シナ海から南シナ海まで分布しています。体長は1歳で全長約18僉2歳で約25僉4歳で約40僂棒長し、最も大きな個体では全長1mを超えるものもいます。寿命は20〜40年と言われています。

真鯛の産卵期は海域によって差がありますが、2月頃から6月頃にかけてです。旬は産卵期直前の桜の季節と言われ、体色がいっそう美しくピンク色になることから「桜鯛」「花見鯛」と言われ特に珍重されてきました。

真鯛は養殖も盛んに行われ、天然の真鯛の漁獲量(平成30年)が年間約16,000トンに対し、養殖での収穫量は約60,000トンで、養殖物が8割を超えています。産地ごとで見る漁獲高は、天然の真鯛の場合、長崎県、福岡県、愛媛県が上位3県で、九州をはじめとする西日本各地での漁獲高が多くなっています。一方、養殖の真鯛を最も多く収穫しているのは愛媛県で約33,000トン、全国の約半分を超える量を占め、次いで熊本県、高知県と続きます。

真鯛は「目の下一尺」と言われ、30〜40cmのものが美味とされています。淡泊で風味豊かな真鯛は、多彩な料理法があり、切り身やアラをカブと一緒に炊いた「鯛かぶら」や鍋もの、天ぷら、昆布締め、ポワレやムニエル、カルパッチョなどが有名です。醤油やごまだれに漬け込んだ鯛の刺身を使った鯛茶漬けも各地で人気で、瀬戸内海地方では丸ごとの鯛をそうめんに載せた「鯛そうめん」が名物になっています。




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