【ICHIBA SANPO vol.6】朝4時起きも悪くない! 小樽鱗友朝市

2021.11.22 更新





今回は、小樽で唯一の朝市「小樽鱗友朝市」をご紹介。

朝4時に開店し、午後2時には閉まってしまうので、市民であっても「なかなか行けない!」という方もいるのでは。

じつは私も早朝にはいったことがなかったので、今回は気合を入れて朝4時過ぎに起き、まだ暗い鱗友朝市に行ってきました♪


とわこにフラれてしまい…

娘のとわこに「朝4時に起きて、市場に行こう!」と言ってみたものの、あっさり「無理」と却下されたので、今回は“市場の友”宮部さんを誘って、鱗友朝市へ。

じつは、宮部さん。若い時からお母さんと何度も鱗友に来ているのに、朝市内の食堂で食べたことはなかったそうですよ〜。

市場ツウの宮部さんなだけに、ちょっと驚きました。でも、意外に市民は朝市食堂に行く機会がないのかもしれませんね。

小樽鱗友朝市写真


いざ、早朝の鱗友朝市へ!

出かける支度を済ませ、5時過ぎに自宅を出発。宮部さんとは現地集合です。

鱗友朝市へ向かう道もまだ暗いのですが、その分、美しい朝焼けが見られたりするのも嬉しいポイントでした。

鱗友朝市の看板が明るく灯っているのも、なんとも雰囲気があります。

小樽港には、新潟からやってくるフェリーが朝4時半に着きます。観光客の方が小樽についた時、その時間に空いているお店はほとんどないと思いますが、この朝市食堂なら、小樽の新鮮で美味しい魚介類が早朝から食べられるわけです。

小樽に着いて初めての食事がここだったら、かなりテンションが上がるんじゃないかなぁと勝手に思ってしまいました。

小樽鱗友朝市写真


まずは腹ごしらえを

さて、買い物の前に、まずはお腹を満たそうと食堂へ。

鱗友朝市には2軒の食堂があるのですが、その名も「朝市食堂」のほうへ行くことにしました。

けっこうメニューが多くて何を食べようか迷いましたが、宮部さんは「刺身定食」、私は「朝市定食」をセレクト。

朝市定食は、サーモンかハッカクの焼き魚を選べるということだったので、小樽らしいハッカクを選びました。

ハッカクは大好きなのですが、なかなか家で食べることがないので嬉しかった♡

「朝市定食」には、焼き魚にお刺身の小鉢も付いてとってもお得でビックリ!!

小樽鱗友朝市写真


宮部さんと鱗友市

定食が出されるのを待つ間、宮部さんと鱗友市場の想い出をいろいろとお聞きしました。

高島に住んでいた宮部さんは、よくお母さんと鱗友市場に来ていたそう。とくに、大学生になって車の免許を取ってからは、よくお母さんを乗せて、朝5時頃に買い物に来たんだそうです。

当時、市場はものすごく混んでいたので、「早く行かないと、いいものがなくなるから」と言うお母さんに付き合い、早朝から買い出しに行っていたそうですよ。

宮部さんのお母さんは、鱗友以外にもいろいろな市場へ出かけたそうですが、「ここではこれを買う」と決めていたとのこと。特に、年末は鱗友朝市で塩漬けのいくら「塩いくら」をたくさん買っていたそうです。

昔、お母さんが作っていた「なます」は、大根に氷頭(ひず)が入り、さらに「塩いくら」も入っていたというのですから、非常に贅沢な「なます」だったことがわかります!

それをたくさん作って、親戚中に配っていたそうで、氷頭もいくらも大好物の私としては、宮部さんのお母さんが作る豪華な「なます」食べてみたかったなぁとヨダレものでした…(笑)。

小樽鱗友朝市写真


そんなお母さんの血でしょうか。宮部さんもやっぱり、「これを買うなら、この市場のこのお店」と決まっているそうです。

そんな宮部さんが鱗友朝市で必ず買うのが、「はす野」の干物類。

鮭とばやホタテの珍味などを買うほか、この時期に欠かせないのが「身欠きにしん」。

宮部さんは毎年こちらの身欠きにしんを使って、ニシン漬けを作っています。

身欠きにしんは酸化しやすいので、品質が悪いものだと油がギラギラしているのですが、「はす野」さんでは注文の都度、冷凍庫から出してくれることもあり、とっても品質がいいんだそう!

たしかに、宮部さんが作るニシン漬けのにしん、身がふっくらしていて、本当に美味しかった。

にしんが美味しいから、当然、一緒に漬けられたキャベツなど野菜も美味しいのです。(私はけっこう、ニシン漬けにはうるさいんですよ!)

今回の買い物では、宮部さんは「北洋産紅鮭」を購入。「これ、絶対に美味しいよ」と市場ツウの宮部さんに言われたのですから、私もしっかり購入しました!!

小樽鱗友朝市写真


今年の9月に、鱗友朝市の理事長になった「大坂水産」の3代目・大坂憲之さんいわく、魚屋さんばかりの市場とはいえ、干物専門、ホッケの開き専門、かまぼこ専門など、意外にぶつからないのが鱗友朝市なんだそう。

各店の仲も良く「ライバルというより、それぞれの商品をまとめて送ったりなんてことも気分よくやってくれるのが、うちの市場なんですよ」と話していました。

10年前に青果店も入り、バリエーションも増えました。これからの季節は、鍋も美味しい時期。ぜひ、鱗友朝市で野菜や魚を買って、魚の鍋をご自宅で作ってみるのもオススメです。

でも、魚料理は作るのが面倒・・・という方は、ぜひ朝市内の食堂でラクして美味しく食べて帰ってくださいね♪

そうそう。私は今回、食堂で美味しく食べたハッカクとかじかの子を購入。今年はイクラが高いので、かじかの子を醤油漬けにしましたよ。プチプチ食感で美味しかった〜!

小樽鱗友朝市写真


Vol.7へ続く







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