かつてはアジア最大の水産缶詰工場

小樽港海の幸お届け便り vol.12

小樽運河完成の翌年1924(大正13)年に建設された北海製灌小樽工場第3倉庫。

北洋漁業が盛んだったカムチャツカ半島の水産物加工場向けに製造したサケ・マスの缶詰用の缶を保管する倉庫として建てられました。

場所は小樽運河を造るために海を埋め立てた新しい土地で、建築地盤を補強するため、松の杭が地中深く何本も打ち込まれたことが最近発見された図面によってわかりました。

構造は鉄筋コンクリート4階建てで、延べ床面積は7,200平方メートル。

小樽には「北のウォール街」と呼ばれ、当時の日本の最新技術で建てられた銀行建築群があります。

その中の旧北海道拓殖銀行小樽支店などと同じ、黎明期の貴重な鉄筋コンクリート造りです。

2012年、小樽市の歴史的建造物に指定されました。

小樽運河の北側に位置する象徴的な建物として長らく市民に親しまれてきた同倉庫ですが、築後100年近くが経ち、老朽化による維持管理に沢山の費用がかかるため、保有する北海製灌株式会社は近く解体することを決めました。

一方、観光都市のシンボルとして保存活用を目指す小樽市が1年間の猶予を同社に申し入れました。

古き良き街の歴史資産がどんどん消失している昨今、失うと二度と取り戻せない歴史的建造物や文化・景観を活かしながら、いかに街の活性に結びつけるかが問われています。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


小樽港 海の幸お届け便