小樽を拓いた鰊(ニシン)という魚

小樽港海の幸お届け便り vol.15

ニシンは主に北太平洋を大きく回遊している回遊魚で体長は30cm前後になります。

北海道からサハリンにかけて産卵し、北海道東岸で早いときには年末頃から、小樽がある北海道西岸では3月下旬頃から産卵が始まります。

国産ニシンのほとんどは北海道で獲れ、「春告魚」と呼ばれる「春ニシン」は主に産卵時期に数の子を取るために漁獲されています。

お正月に数の子を食べるように、ニシンは多くの卵を抱え込むことから「子孫繁栄の縁起物」として、古くから愛されてきました。

江戸時代、北海道はニシン漁が非常に盛んだったので、皇室の献上品としても選ばれるほどでした。

また食用としてだけではなく、当時、需要が飛躍的に伸びていた綿花など商品作物の肥料として、また灯火用の油としても高値で飛ぶように売れた時期がありました。

一時期は北海道で100万トンのニシンが漁獲され、北海道を支える一大産業となりましたが、1950年代に数が激減し、一時は「幻の魚」と呼ばれるほど漁獲量はガクンと下がりました。

近年、ニシンの漁獲量はずいぶんと改善はされてきましたが、最盛期ほどには回復していません。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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