ツブ貝はエゾバイ科の食べられる貝の総称

小樽港海の幸お届け便り vol.27

一般的に「ツブ貝」と呼ばれている貝は、食用にされているエゾバイ科の仲間の総称で、「ツブ」という名の貝がいるわけではありません。「ツブ」という言葉には「コロッとした食用の巻貝」という意味があるようです。

ツブ貝と呼ばれている貝の中でも、市場で扱われるのはほんの数種です。ポピュラーなものはエゾボラ(真ツブ)で、居酒屋で出てくるツブのお刺身に多く使われています。北海道以北の寒い地域で水揚げされ、生で食べられる事が多く、焼く、煮る等しても美味です。

次にはヒメエゾボラがあります。エゾボラよりも小さいため「ヒメ」の名前がつきました。小ぶりなためエゾボラと比べると安価ですが、とても味が良い事で知られています。北海道以外の三陸や常磐でも水揚げがあります。殻のまま焼く「焼きツブ」は北海道の名物にもなっています。

その他、シライトマキバイ(トウダイツブ)があります。細長い形状からトウダイツブと呼ばれています。お値段も安価で、剥き身にされたものがスーパーに並ぶ事もあります。

ツブ貝の主な食べ方は、お刺身・寿司ネタ・焼きツブ・煮付け・アヒージョ等が一般的です。アワビやサザエに比べるとずっと柔らかいものの、適度な歯応えがあり、ほのかな旨みと甘みのあるやや淡白な味のものが多く、色々な料理に使うことができるのが特徴です。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
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ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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