アオバトが舞い降りる張碓の恵比須島

小樽港海の幸お届け便り vol.34

札幌駅からJR函館本線に乗って小樽方面に向かう途中、列車は銭函駅をすぎると日本海が見渡せる海岸線を走り始めます。3kmほど走ると張碓地区となり、線路のすぐ右わきに印象的な形をした大きな岩が見えてきます。この付近のランドマーク的存在の「恵比須島」です。ちなみに恵比須島の名は江戸時代、ヲタルナイ場所の請負人・岡田家の屋号「恵比須屋」にちなんで名づけられたそうです。

恵比須島は小樽張碓地区の海岸に位置する小島で、小樽八区八景(張碓地区の八景) の一つに数えられています。アオバトが飛来する事で知られており、恵比須島の間近は鳥獣保護地区により立ち入り禁止となっています。

小樽市の鳥にも指定されているアオバトは、ハト科に属する鳥で、輝くような緑色の美しい羽毛をもつ日本固有の鳥です。5月初旬に本州以南から飛来し、10月頃まで見られる希少種の夏鳥で、北海道内の生息地は僅かに数カ所しかないそうです。張碓海岸の生息地は、JR函館本線付近の林の中にあり、数百羽が群をつくり、朝と夕方に恵比須島の付近の岩場に舞い降り、海水を飲む姿が見られます。アオバトに海水を飲む習性があることを発見したのは、小樽市在住の鳥類研究家だと言われています。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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