小樽港で鳴いているウミネコはカモメの一種

小樽港海の幸お届け便り vol.40

小樽の海でも聞こえる「ミャーオ ミャーオ」という鳴き声。その正体は中型カモメの「ウミネコ」です。カモメは世界で54種が確認され、日本で見ることのできるカモメは25種類だそうです。若鳥から成鳥に成長する過程で刻々と羽色が変わるため、違う種類でさまざまな状態のカモメが混じっていたりすると、識別は専門家でも難しいようです。

全長45cm、翼を広げると115cmにもなりますが、カモメの仲間としては中型です。背、翼の上面は黒色で、下面は白色。白い尾に、黒帯が出ます。英名はblack-tailed gull。「ミャーオ ミャーオ」と聞こえる声を、猫の声に似ているとしてウミネコ(海猫)と呼ばれています。

カモメとウミネコの外見上の違いは、カモメのくちばしが黄色一色であるのに対し、ウミネコは黄色いくちばしの先端に黒帯と赤班があること。瞳にも違いがあり、ウミネコは黄色い目の周りに赤いアイリングがあるため、目つきが鋭く見えます。カモメの目の色は淡色〜暗色までと個体差があります。

生物学的にも見た目も似ていますが、両者の一番の違いは、カモメが寒くなると飛来してくる冬の渡り鳥であるのに対して、ウミネコが留鳥だと言うことです。カモメ類の中で日本で繁殖するのは、北海道や東北の一部で繁殖するオオセグロカモメとウミネコだけだそうです。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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