寿命はなんと30年以上と言われるホッキ貝

小樽港海の幸お届け便り vol.45

北海道は「ホッキ貝」の日本有数の産地です。南部の日本海側を除きほぼ全域で水揚げされていますが、とくに苫小牧のある胆振太平洋は日本一の漁獲地となっています。大型の二枚貝で約10センチにもなりますが、出荷できる一定の大きさになるまで3〜4年もかかり、寿命はなんと30年以上と言われています。意外なことに自力では移動できません。

正式名称はウバガイ(姥貝)といいます。子どもに十分な栄養を摂らせることができなかったその昔、乾燥したホッキ貝をお母さんが子どもに食べさせたことからその名が付いたと言われています。漢字では「北寄貝」と書きます。

ホッキ貝の美味しさは、栄養たっぷりのアミノ酸に支えられています。とくに豊富に含まれているタウリンや、うま味成分のアラニン、グリシンなどは、成人病予防にも優れた効果があります。

黒みがかった足先は、熱を加えると鮮やかな橙紅色に変わり、お寿司でも人気のネタです。生のまま刺身や寿司に用いるほか、カレーライスやバター焼き、炊き込みご飯、天麩羅などに用いられます。

かつて海のそばに住んでいたアイヌの人々にとっては貴重な食料であり、大きな貝殻は、「セイピラッカ」というアイヌの子どもの遊びにも使われました。貝殻に穴を開けて紐を通し、缶下駄のようにポコポコと歩いて遊んだといいます。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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