名前は「はたたがみ(霹靂神)」に由来するハタハタ

小樽港海の幸お届け便り vol.54

焼いても、煮ても、鍋にしても、絶品ゆえ「これがないと正月が迎えられない」と言うほど、秋田県民の生活に密着してきた秋田の県魚が「ハタハタ」です。淡白な味わいとツルッとした舌触り、弾ける卵がクセになります。塩焼き、煮付け、田楽、はたはた汁、しょっつる、飯寿司、なれずし、など様々な加工品が作られ、今や秋田名物として有名です。

体長20cmほどの小魚で、火の通りがよく、馬の息でも煮えると言われるほど、熱が入れば骨と身が簡単に離れるため、非常に食べやすいのも特徴です。

漢字で魚偏に雷で「鱩」と書く「ハタハタ」の名前は、はげしい雷のことをさす古語である「はたたがみ(霹靂神)」に由来するとされています。これはハタハタが産卵のため、浅瀬に大挙して群がる11〜12月頃は、雪が降る前に雷が鳴ることが多いからだそうです。別名「カミナリウオ」とも呼ばれています。

他にも魚偏に神で「鰰」とも書きます。これは普段は全く姿を見せない魚が、正月前のわずか1ヶ月だけ大群で押し寄せ、漁場を沸かす神様の恵みであるとした敬意とも言われています。

生息海域は、島根県あたりからオホーツク海までの日本海と、北海道の太平洋沿岸に分布し、とくに秋田県沿岸ではかつては大量に漁獲され、江戸時代からハタハタを使った「しょっつる」と呼ばれる魚醤の原料にされてきました。

現在、主な産地は、秋田県、北海道、兵庫県、鳥取県、石川県、山形県などです。かつて年間1万トンを超える水揚げがあった秋田県の漁獲量は、1976年(昭和51年)をピークに年々減少しています。1992年(平成4年)からの3年間、秋田県では全面禁漁とした他、1999年(平成11年)以降は、近隣の新潟県や青森県なども含め、全長15cm未満は獲らない等、ハタハタの資源増大を目指した取り組みが各地で行われています。





海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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