独特の香りがたまらない人気干物の宗八カレイ

小樽港海の幸お届け便り vol.59

北海道の居酒屋で人気の干物といえば「ホッケ」や「シシャモ」などが有名ですが、隠れた人気メニューがカレイの一夜干しです。北海道で「カレイの一夜干し」といえば宗八カレイです。

カレイは淡白な白身魚ですが、その中にあって宗八カレイは脂肪が多く、旨味があると言われています。魚の干物にはつきものの「 におい 」ですが、干し魚の中でも宗八カレイは特に香りが強く、魚好きの方は「この香りがたまらないんだよ」と言います。このにおいのため、刺身や煮付けには向いていないようです。また、皮にも旨味があり、表面をカリッと焼き上げて、皮ごと食べるのがおススメです。

宗八カレイの生息域は、主に福島県以北の太平洋岸と日本海やオホーツク海、東シナ海に分布しています。福井や兵庫などでは「エテガレイ」、山口や島根などの山陰では「キツネガレイ」と呼ばれています。体は細長くて薄く、スリムな体型です。大きな口は尖っていて、眼が口の近くにあります。また下アゴが突出しているため受け口になっています。体長は40cmほどのものが一般的ですが、大きなものは50cm以上になるようです。

産卵期は、山陰沖で2〜3月、佐渡海峡で4〜6月、北海道太平洋沿岸で6〜9月と地域によって異なります。漁獲量はカレイ類のなかで最も多く漁獲されていましたが、近年は資源量が減少しているため、体長15cm未満の宗八カレイの漁獲は禁止されています。北海道などでは沖釣りのターゲットとしても人気があります。




海と歴史を刻む街から口福のおすそわけ。「小樽港 海の幸お届け便」


かつて江戸から明治にかけて日本各地と北海道を結んだ北前船という商船がありました。
その頃から小樽を大きく発展させてきた「春告魚」とは鰊のこと。
ここから始まった小樽の水産加工の歴史は創業100年を超える企業を作り出してきました。
小樽百貨UNGA↑は、小樽水産加工業協同組合とともに、この街を活かしてきた「海の恵み」を全国の皆様へお届けいたします。


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