小樽物語
OTARU “THE” STORY vol.1
旧小樽倉庫

旧小樽倉庫



旧小樽倉庫



江戸中期から明治30年代、北海道と西日本を結ぶ西廻り航路を使い、往来した北前船。明治2年、北海道開拓使の設置とともに開発の供給基地として小樽港は整備され、各地からの移民による人口急増とともに、交易港と生活物資を運ぶ寄港地として発展します。大正時代、荷揚げ用水路として運河が整備され、海運流通はさらに発展。各地の北前船船主たちによって建造された大規模な石造り倉庫が軒を連ね、商家や石蔵が建てられました。

「旧小樽倉庫」は北前船船主、加賀橋立の西谷庄八と西出孫左衛門により、埋め立て整備されたばかりの小樽港南浜に建てられた木骨石造倉庫です。明治23年に建設着手し、その後、松前の北前船主で小樽の将来性に着目した山本久右衛門に経営が移され、明治26年、小樽倉庫株式会社として近代的な物流形態を持つ北海道で初めての営業倉庫となりました。

旧小樽倉庫




旧小樽倉庫譚



今から約130年前の明治26年、江戸時代より海運業を営む石川県橋立の西出孫左衛門と西谷庄八により設立された北海道初の営業倉庫「小樽倉庫」。木骨石造、寄棟の瓦屋根に鯱をのせた和洋折衷のデザインで、煉瓦造の事務所棟(現在は「小樽百貨UNGA↑」実店舗)を中心に左右対称に展開し、優雅な美しさを見せています。

小樽市指定歴史的建造物No.13であるこの建物をそのまま形にした『旧小樽倉庫譚』。中には、一口サイズの『フォンダン・オ・ショコラ』が並びます。

フォンダン(fondant)はフランス語で「溶ける」を意味し、完全に火を通さず、中心部が柔らかい状態になるように仕上げたチョコレートケーキ。メレンゲをしっかり泡立てて、空気をいっぱいに抱き込ませるよう、最後に熟練職人の手でサクッと混ぜ、口どけなめらかな生地の中心にとろける濃厚なオリジナル生チョコレートを閉じ込め焼き上げました。運河を臨む「小樽倉庫」の物語をしっとりと濃厚なフォンダン・オ・ショコラとおたのしみください。

旧小樽倉庫譚

旧小樽倉庫譚

旧小樽倉庫譚


旧小樽倉庫譚

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