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小樽貴賓館|小樽観光スポット

2021年 5月 30日

小樽貴賓館|小樽観光スポット

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小樽の祝津(しゅくつ)エリアに佇む「小樽貴賓館(旧青山別邸)」は、かつて北海道の日本海沿岸を席巻した「にしん漁」の黄金時代を今に伝える、極めて贅を尽くした歴史的建造物です。その圧倒的なスケールと美術的価値から、単なる歴史保存建築の枠を超え、まさに「北の美術豪邸」と呼ぶにふさわしい空間となっています。

この邸宅を建てたのは、にしん漁で財を成した網元、青山家の二代目・政吉とその娘・政恵です。1917年(大正6年)から約6年半の歳月をかけて完成しました。

小樽貴賓館の入口の門

当時、小樽の祝津周辺はにしん漁で沸き返っており、多くの「にしん御殿」が建てられましたが、この旧青山別邸はそれらとは一線を画します。生活や作業の拠点としての「御殿」ではなく、あくまで「美を追求した別荘」として建てられたため、細部までのこだわりが尋常ではありませんでした。当時のお金で、新宿の有名百貨店がいくつも建つほどの巨費が投じられたと言われています。

小樽貴賓館のエントランスホール

建物は木造2階建て、建坪は約190坪に及びます。建材には、当時でも入手困難だった最高級のケヤキやヒノキ、黒檀(こくたん)などが惜しみなく使われています。館内の各部屋を彩る襖絵は、当時の一流絵師や書家によって描かれたものです。一間ごとに趣が異なり、まるで美術館を歩いているような感覚に陥ります。欄間(らんま)に施された繊細な彫刻や、釘を一本も使わずに組み上げられた「組子障子」の幾何学模様は、現代の職人でも再現が困難と言われるほどの技術の結晶です。特筆すべきはトイレ(雪隠)です。ここにも見事な漆塗りや螺鈿(らでん)細工が施されており、青山家の並外れた富と美意識を象徴しています。

青空に映える小樽貴賓館の全体像

建物の周囲を囲む日本庭園も、小樽貴賓館の大きな魅力です。特に有名なのが「牡丹(ボタン)」です。5月下旬から6月にかけて、庭園には数百株のボタンやシャクヤクが大輪の花を咲かせます。この時期には「牡丹まつり」も開催され、重厚な建築と華やかな花のコントラストを楽しみに、多くの観光客が訪れます。秋には鮮やかな紅葉、冬には雪化粧をした静寂の庭園と、四季折々の表情を見せてくれます。

小樽貴賓館の日本庭園に咲く芍薬の大輪

2010年(平成22年)には、旧青山別邸の本館、離れ、塀などが国の登録有形文化財に指定されました。小樽の繁栄を支えた「にしん文化」を象徴する遺構として、また大正時代の優れた建築技術を保存する貴重な拠点として、公的に高く評価されています。

小樽貴賓館の瓦屋根を背景に咲き乱れる桜の木

現在は「小樽貴賓館」として一般公開されており、併設されたレストランでは、にしん料理をはじめとした北海道の旬の味覚を味わうことができます。格調高い雰囲気の中で、当時の豪商たちが眺めたであろう景色を楽しみながら食事ができるのも、ここならではの体験です。

施設名 にしん御殿 小樽貴賓館 (旧青山別邸)
住所 北海道小樽市祝津3丁目63
アクセス JR小樽駅より車で約10分
JR小樽駅から中央バス「小樽水族館」行きに乗車約20分。「祝津3丁目」で下車・徒歩5分
電話 0134-24-0024
営業時間 9:30~17:00
定休日 年末年始
サイト 詳細はこちら

 

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小樽観光 よくある質問(FAQ)

はじめて小樽を訪れる方からよく寄せられるご質問にお答えします。

Q. 小樽へのアクセス方法は?

札幌から最も便利なのはJR函館本線で、札幌駅から小樽駅まで快速「エアポート」で約32分です。新千歳空港からも乗り換えなしで約75分と、道外からの観光客にもアクセスしやすい立地です。

Q. 小樽観光の所要時間はどのくらい?

運河周辺や堺町通りなどメインエリアをゆっくり回るなら半日〜1日が目安です。ガラス工房体験やオルゴール堂、食事を加えると1泊2日あるとより充実した旅になります。

Q. 小樽運河はいつ行くのがおすすめ?

夕暮れ〜夜がとくにおすすめです。石造倉庫沿いにガス灯が灯り、水面に反射する光景は小樽を代表する景色です。冬季(1〜2月)には「小樽雪あかりの路」が開催され、幻想的な雰囲気が楽しめます。

Q. 小樽でぜひ食べるべきグルメは?

寿司・海鮮丼・海鮮焼きがとくに有名です。小樽は「寿司屋通り」と呼ばれるエリアがあるほど寿司の名店が集まっています。また、地元スイーツとしてルタオのチーズケーキやソフトクリームも見逃せません。

Q. 小樽ガラス・オルゴールはどこで買える?

堺町通りに体験工房やショップが集中しています。北一硝子などガラス製品の専門店、オルゴール堂本館など、通りを歩くだけで多くのショップに立ち寄れます。

Q. 小樽の観光スポットは徒歩で回れる?

小樽駅〜運河〜堺町通りはすべて徒歩圏内(駅から運河まで約10分)です。主要スポットはコンパクトにまとまっているため、レンタカーなしでも十分に観光できます。

Q. 小樽観光のベストシーズンはいつ?

季節ごとに異なる魅力があります。夏(7〜8月)は気候が穏やかで散策に最適、秋(9〜10月)は紅葉と海鮮が楽しめます。冬は雪景色と「雪あかりの路」、春は観光客が比較的少なく落ち着いて回れます。

Q. 小樽に温泉はある?

小樽市内には天然温泉を持つホテルや旅館が点在しています。また、小樽から車で約30〜40分の朝里川温泉郷は、山間の静かな温泉地として人気があります。

Q. 小樽で子ども連れでも楽しめるスポットは?

体験型のガラス工房(吹きガラス・サンドブラストなど)は小学生から参加できるプランがあります。また、小樽水族館(祝津エリア)はアザラシやイルカのショーが楽しめるファミリー向けスポットとして人気です。

Q. 小樽から日帰りで行ける観光地は?

札幌(約32分)はもちろん、余市(ニッカウヰスキー蒸溜所・約20分)、積丹半島(夏の青の洞窟クルーズ・約1時間)などが人気の日帰りコースです。小樽を拠点に北海道西部エリアを広く楽しめます。

 

 

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