江戸後期の頃、にしん漁が盛んになったことで人々が移り住み、その後、明治時代から大正時代にかけ、北海道開拓の玄関口として急速な発展を遂げた小樽市。小樽港を通じ、様々な物資を流通する海運の街として、取り扱う荷量が急激に増えたため、海を埋め立て、運搬を効率的に行える水路を作りました。それが1923年(大正12年)に完成した小樽運河です。

現在、小樽市は観光人気の高い北海道の中でも、札幌市や函館市とともにトップ3に入る日本有数の観光都市となりました。札幌駅からJRの快速列車で30~40分と比較的気軽に遊びに行けることも人気の要因です。その小樽市で観光の象徴とも言える存在が、その「小樽運河」です。
初めて小樽を訪れる方にも安心して小樽運河を楽しんでいただけるよう、小樽運河周辺の見どころやお店などをUNGAPLUSの目線でご紹介させていただきます。
小樽運河についてよく寄せられるご質問(FAQ)
Q. 小樽運河はなぜ造られたのですか?
小樽運河は、明治から大正にかけて北海道開拓の玄関口として急成長した小樽港の物流を効率化するために造られました。港内に停泊した大型船から艀(はしけ)とよばれる小型船で荷揚げをしていましたが、取り扱う荷量の急増に伴い渋滞が問題となりました。そこで大正3年(1914年)から約9年の歳月をかけて海を埋め立て、全長1,314m・幅40mの水路を造成。1923年(大正12年)に完成したこの水路が「小樽運河」と呼ばれるようになりました。
Q. 小樽運河の一番の見どころはどこですか?
定番の撮影スポットは「浅草橋」です。橋の上の広場から石造倉庫群と運河を背景に記念写真を撮るのがスタンダードな楽しみ方で、観光案内所もあり最新情報の収集にも便利です。中央橋と浅草橋の間に整備された「小樽運河散策路」をゆっくり歩くのが王道のコースです。夕暮れ〜夜はガス灯が灯り、散策路(日没〜24:00)と倉庫群のライトアップ(日没〜22:30)が重なる時間帯に運河の水面に光が映る景色がとくに美しく、小樽を代表する絶景として多くの旅行者を魅了しています。
Q. 小樽運河クルーズとはどんな体験ですか?
小樽運河クルーズは、中央橋を発着地として小樽運河と小樽港を約40分かけて周遊する人気のアクティビティです。水上から見上げる石造倉庫群の景観はまた格別で、橋の下をくぐるシーンも見どころのひとつです。運航時間は10:30〜20:00(変更の場合あり)、定休日は基本的に無休ですが、天候などにより変更される場合があります。日中コースと夜のライトアップコースの2種類があり、異なる表情の小樽運河を楽しめます。
Q. 小樽運河の「北運河」とはどんな場所ですか?
小樽運河の北側エリアは通称「北運河」と呼ばれ、造成当時の河幅40mがそのまま残されています。観光地化が進む浅草橋・中央橋周辺とは異なり、漁船やクルーザーが停泊し、明治・大正期の石造倉庫群が静かに佇む古き港町の風情が今も漂うエリアです。旧日本郵船小樽支店(国の重要文化財)や北海製罐第3倉庫など歴史的建造物も多く、石造倉庫を改装したカフェや飲食店も点在しています。賑やかな南側とは対照的な「もうひとつの小樽」を楽しめる穴場スポットです。
Q. 小樽運河はいつ訪れるのがおすすめですか?
時間帯は夕暮れ〜夜がとくにおすすめです。ガス灯が灯り、石造倉庫のライトアップと水面への映り込みが小樽運河の最も美しい表情を見せてくれます。季節では、冬の1〜2月に開催される「小樽雪あかりの路」が最大の見どころで、運河沿いにろうそくの灯りが並ぶ幻想的な光景は一生に一度は見る価値があります。夏(7〜8月)は気候が穏やかで散策に最適、秋(10月下旬)は紅葉と石造倉庫のコントラストが絵になります。混雑を避けるなら、平日の午前中が比較的空いています。
小樽運河おすすめガイド
小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド①
小樽運河の歴史
明治から昭和初期にかけ北海道の玄関口として重要な役割を担ってきた小樽港。港内に停泊した大型船から艀(はしけ)とよばれる小型船を使って荷揚げをしていましたが、取り扱う荷量の増加に伴い、艀荷役の渋滞が問題となります。そこで、より効率的な荷揚げ、荷積みができるように、大正3年からおよそ9年の歳月をかけて、人工の島を造成し、その周囲でも荷揚げ作業ができるようになります。そのとき、もともとの岸壁と人口の島の間にのこされた、全長1314m、幅40mの水面が通称「小樽運河」と呼ばれるようになります。

大正12年の完成後、しばらく商都小樽の繁栄を支えていましたが、戦後、小樽港に埠頭が整備されると、艀荷役は次第に減少、さらに太平洋側に都市に大規模な港が作られると、多くの船舶は太平洋航路へとシフトしていきます。小樽運河は次第にヘドロとゴミがたまる、無用の場所へと変化していきます。

そのような運河を埋め立てて、三車線の道路を建設し、再び小樽を物流の拠点とする計画が持ち上がります。それに対し、小樽の象徴として保存すべきとする市民運動がおき、全国的な話題となった「小樽運河保存運動」と繋がっていきました。結果として道道1樽港線沿いの南側の半分は道路として埋め立てられましたが、運河沿いは石畳とガス灯が整備された散策路になり、現在はその美しい景観が多くの人々を魅了してやまない北海道を代表する人気の観光スポットに生まれ変わりました。北側(通称:北運河)は今も昔のままの河幅40mが残されています。
小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド②
定番の撮影スポット「浅草橋」

小樽運河の写真で最もよく見かける定番の写真撮影スポットと言えば、まず第一に上げられるのは「浅草橋」です。浅草橋の名前の由来は、ここから山手側に1キロ余り離れた地点に「浅草寺」というお寺があり、そこから運河まで延びる道を「浅草通り」、この通りと運河が交差する橋を「浅草橋」と呼んだのが由来だそうです。ちなみに小樽の地元では、東京のように「センソウジ」とは呼ばず、「アサクサデラ」と呼ばれているようです。
敷地内には観光案内所もあり、最新の観光情報や施設のパンフレットなど情報収集にとても便利です。橋の上に広場があり、ここから小樽運河をバックに記念写真をとるのがスタンダードです。周辺には、飲食店をはじめ、堺町通り、旧日本銀行小樽支店、旧国鉄手宮線など観光スポットも徒歩圏内です。
小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド③
運河クルーズの発着地「中央橋」

JR小樽駅から緩い下り坂を真っすぐ歩いて約10分程度、小樽運河の中心に位置する橋が中央橋です。小樽運河と小樽港を周遊する人気のクルーズ船「小樽運河クルーズ」の発着地となっていて、クルーズの途中でもこの橋の下を二度くぐるのが目玉の一つ。中央橋の下は「鳩のマンション」と言われているくらい、多いときには約20羽くらいの鳩が羽を休めています。ここは観光客の方が驚かれる場所の1つです。周辺には、観光の拠点となる運河プラザ観光案内所(小樽国際インフォメーションセンター)や祝津、オタモイ方面への海上観光船乗り場などがあります。
中央橋と浅草橋の間の運河沿いの「小樽運河散策路」を歩いて、情緒を楽しむのが王道の楽しみ方です。時間が少ない方は、この中央橋からスタートして、運河散策路を歩くのが良いかもしれません。
小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド④
UNGAPLUS
海運の街小樽から開運を・・・
途切れないように守られてきた流れを味方に
あなたの運も開けますように。
明治期、北海道開拓の玄関口として栄えた小樽。
北前船が大海原で純白の帆をはためかせ、本州との往来により、この地に多くの物資や文化を運びました。
UNGAPLUSは、北前船船主 西出孫左衛門と西谷庄八が建てた北海道で初めての営業倉庫「旧小樽倉庫本庫」から、今なお小樽に遺る歴史や文化を載せたオリジナル商品と、北前船の寄港地の良品をお届けします。
北前船とともに歩んだ小樽の物語を、この場所から。
お土産としても喜ばれるここだけにしかないオリジナルの品々を取り揃え、皆様のご来店をお待ち申し上げます。
| 施設名 | UNGAPLUS(旧小樽倉庫内) |
|---|---|
| 住所 | 〒047-0027 北海道小樽市色内2-1-20 |
| アクセス | JR小樽駅から徒歩約10分 |
| 電話 | 0134-25-8150 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 定休日 | 年末年始 |
| ホームページ | ホームページはこちら |
小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド⑤
小樽いにしえの町並み - 北運河

小樽運河散策路の北側に位置する北運河には、古の面影がそのまま遺されています。旧日本郵船小樽支店や旧渋澤倉庫など、明治時代に作られた歴史的建造物や石造りの倉庫がたくさん存在しています。またガス燈や北海製罐小樽工場など昔の小樽の様子を伝えるものが多数残っています。観光地化が進む賑やかな小樽運河周辺とは異なり、古い港町の風情を今に残している静かなエリアです。

また北運河の北端には小樽市民の憩いの場としても親しまれている運河公園があり、公園内には石畳が敷き詰められ、中央には噴水があります。噴水の奥にある洋館は旧日本郵船小樽支店です。この建物は、1906年(明治39年)に落成した近世ヨーロッパ復興様式の石造二階建築で、国の重要文化財に指定されています。また公園の近くには買い物客で賑わう鱗友朝市や、旧渋澤倉庫など石造り倉庫を改装した美味しいカフェや飲食店も多く、小樽旅行の散策には穴場のスポットです。
小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド⑥
小樽運河のガス灯・ライトアップ点灯時間一覧

| 場所・項目 | 点灯時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 小樽運河散策路 | 日没 ~ 24:00 | 6月〜8月は 18:00 〜 24:00 |
| 北運河散策路 | 光センサーによる自動点灯・消灯 | 6月〜8月は 18:00 〜 翌朝4:00 |
| 運河プラザ前ガス灯 | 日没 ~ 24:00 | - |
| 運河倉庫群ライトアップ | 日没 ~ 22:30 | - |
小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド⑦
小樽 北運河のお店をめぐる11選
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小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド⑧
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小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド⑨
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小樽運河 - 小樽観光おすすめガイド⑪
いにしえの小樽をめぐる14選
小樽の歴史は、江戸後期に鰊を求めて移住してきた人たちによって、村落がつくられたのが始まりとされています。その頃より、海の総合商社と呼ばれた北前船も往来するようになりました。沢山の生活物資が北海道に持ち込まれると同時に、豊富な海の幸が本州に運ばれました。明治に入ると北海道開拓の最も重要な港湾として位置づけられ、多くの金融機関も進出し、繁栄の一途をたどりました。大正になると海を埋め立て、運輸を効率的に行える水路を作りました。それが小樽運河です。...もっと見る
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小樽観光 よくある質問(FAQ)
はじめて小樽を訪れる方からよく寄せられるご質問にお答えします。
Q. 小樽へのアクセス方法は?
札幌から最も便利なのはJR函館本線で、札幌駅から小樽駅まで快速「エアポート」で約32分です。新千歳空港からも乗り換えなしで約75分と、道外からの観光客にもアクセスしやすい立地です。
Q. 小樽観光の所要時間はどのくらい?
運河周辺や堺町通りなどメインエリアをゆっくり回るなら半日〜1日が目安です。ガラス工房体験やオルゴール堂、食事を加えると1泊2日あるとより充実した旅になります。
Q. 小樽運河はいつ行くのがおすすめ?
夕暮れ〜夜がとくにおすすめです。石造倉庫沿いにガス灯が灯り、水面に反射する光景は小樽を代表する景色です。冬季(1〜2月)には「小樽雪あかりの路」が開催され、幻想的な雰囲気が楽しめます。
Q. 小樽でぜひ食べるべきグルメは?
寿司・海鮮丼・海鮮焼きがとくに有名です。小樽は「寿司屋通り」と呼ばれるエリアがあるほど寿司の名店が集まっています。また、地元スイーツとしてルタオのチーズケーキやソフトクリームも見逃せません。
Q. 小樽ガラス・オルゴールはどこで買える?
堺町通りに体験工房やショップが集中しています。北一硝子などガラス製品の専門店、オルゴール堂本館など、通りを歩くだけで多くのショップに立ち寄れます。
Q. 小樽の観光スポットは徒歩で回れる?
小樽駅〜運河〜堺町通りはすべて徒歩圏内(駅から運河まで約10分)です。主要スポットはコンパクトにまとまっているため、レンタカーなしでも十分に観光できます。
Q. 小樽観光のベストシーズンはいつ?
季節ごとに異なる魅力があります。夏(7〜8月)は気候が穏やかで散策に最適、秋(9〜10月)は紅葉と海鮮が楽しめます。冬は雪景色と「雪あかりの路」、春は観光客が比較的少なく落ち着いて回れます。
Q. 小樽に温泉はある?
小樽市内には天然温泉を持つホテルや旅館が点在しています。また、小樽から車で約30〜40分の朝里川温泉郷は、山間の静かな温泉地として人気があります。
Q. 小樽で子ども連れでも楽しめるスポットは?
体験型のガラス工房(吹きガラス・サンドブラストなど)は小学生から参加できるプランがあります。また、小樽水族館(祝津エリア)はアザラシやイルカのショーが楽しめるファミリー向けスポットとして人気です。
Q. 小樽から日帰りで行ける観光地は?
札幌(約32分)はもちろん、余市(ニッカウヰスキー蒸溜所・約20分)、積丹半島(夏の青の洞窟クルーズ・約1時間)などが人気の日帰りコースです。小樽を拠点に北海道西部エリアを広く楽しめます。






