明治前半の北海道での主要産業はニシン漁で、のちに主要産業となる石炭鉱業よりも多額の生産額がありました。
明治前期から、定置網(角網/建網)漁の経営者たちは多数の漁夫の宿舎として、宿舎と経営者(親方)の居宅を兼ねた独特の建物を建造していきます。特に集落から隔絶された場所で漁をする親方は巨大な建物を作っていきました。

積丹半島泊村田中家も明治30(1897)年に主屋を建設します。断崖の続く西積丹では袋澗とよばれる網ごとニシンを保管するいけす状の入り江が発達しますが、田中家のあった泊村では現在も袋澗やレンガ造の蔵がのこり、崖の上には巨大な干場もありました。

ニシン番屋(漁場建築)の特徴は外観は大規模な切妻造りで、煙出しを兼ねた天窓、漁夫用と親方用の二つの玄関、内部は親方の居住空間と漁夫の空間が土間をはさんで併存し、漁夫用部分にはネダイ(寝所)が作りつけとなっています。

この建物は、昭和33(1958)年に主屋のみを小樽市(現在の岬の上)に移築したものです。移築の際に一部規模が縮小されています。また立地も本来の海岸沿いとは大きく異なる場所となっています。
現在では「小樽市鰊御殿」として、ニシン漁にまつわる民具や資料、文献・写真などを展示する資料館として一般公開されています。周辺に残る、祝津の漁家建築群と一緒にご見学ください。
| 施設名 | 小樽市 鰊御殿 |
|---|---|
| 住所 | 北海道小樽市祝津3丁目228 |
| アクセス | JR小樽駅から中央バス「おたる水族館」行き乗車25分。終点にて下車後徒歩5分 |
| 電話 | 0134-22-1038 |
| 営業時間 | 9:00~17:00 (10月16日以降は16:00時まで) |
| 定休日 | 期間中無休:令和3年4月3日(土)~11月23日(火) |
| サイト | 詳細はこちら |
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小樽観光 よくある質問(FAQ)
はじめて小樽を訪れる方からよく寄せられるご質問にお答えします。
Q. 小樽へのアクセス方法は?
札幌から最も便利なのはJR函館本線で、札幌駅から小樽駅まで快速「エアポート」で約32分です。新千歳空港からも乗り換えなしで約75分と、道外からの観光客にもアクセスしやすい立地です。
Q. 小樽観光の所要時間はどのくらい?
運河周辺や堺町通りなどメインエリアをゆっくり回るなら半日〜1日が目安です。ガラス工房体験やオルゴール堂、食事を加えると1泊2日あるとより充実した旅になります。
Q. 小樽運河はいつ行くのがおすすめ?
夕暮れ〜夜がとくにおすすめです。石造倉庫沿いにガス灯が灯り、水面に反射する光景は小樽を代表する景色です。冬季(1〜2月)には「小樽雪あかりの路」が開催され、幻想的な雰囲気が楽しめます。
Q. 小樽でぜひ食べるべきグルメは?
寿司・海鮮丼・海鮮焼きがとくに有名です。小樽は「寿司屋通り」と呼ばれるエリアがあるほど寿司の名店が集まっています。また、地元スイーツとしてルタオのチーズケーキやソフトクリームも見逃せません。
Q. 小樽ガラス・オルゴールはどこで買える?
堺町通りに体験工房やショップが集中しています。北一硝子などガラス製品の専門店、オルゴール堂本館など、通りを歩くだけで多くのショップに立ち寄れます。
Q. 小樽の観光スポットは徒歩で回れる?
小樽駅〜運河〜堺町通りはすべて徒歩圏内(駅から運河まで約10分)です。主要スポットはコンパクトにまとまっているため、レンタカーなしでも十分に観光できます。
Q. 小樽観光のベストシーズンはいつ?
季節ごとに異なる魅力があります。夏(7〜8月)は気候が穏やかで散策に最適、秋(9〜10月)は紅葉と海鮮が楽しめます。冬は雪景色と「雪あかりの路」、春は観光客が比較的少なく落ち着いて回れます。
Q. 小樽に温泉はある?
小樽市内には天然温泉を持つホテルや旅館が点在しています。また、小樽から車で約30〜40分の朝里川温泉郷は、山間の静かな温泉地として人気があります。
Q. 小樽で子ども連れでも楽しめるスポットは?
体験型のガラス工房(吹きガラス・サンドブラストなど)は小学生から参加できるプランがあります。また、小樽水族館(祝津エリア)はアザラシやイルカのショーが楽しめるファミリー向けスポットとして人気です。
Q. 小樽から日帰りで行ける観光地は?
札幌(約32分)はもちろん、余市(ニッカウヰスキー蒸溜所・約20分)、積丹半島(夏の青の洞窟クルーズ・約1時間)などが人気の日帰りコースです。小樽を拠点に北海道西部エリアを広く楽しめます。

